ファッション

アシックス1〜3月は微減収 ウクライナ情勢の影響は「ほとんどない」

 アシックスの2022年1〜3月期は、売上高が前年同期比1.1%減の1053億円だった。デジタル関連投資や為替影響で販管費率が4.2ポイント上昇したため、営業利益は同31.1%減の100億円、純利益は同16.8%減の87億円だった。

 昨年7〜10月のベトナム工場の停止による商品不足はあったが、限られた生産キャパシテイーを主力のパフォーマンスランニングに集中させ、同カテゴリーが北米を中心に好調に推移し、打撃を最小限に抑えた。グローバルECの売上高は同12.7%増の157億円で、コロナ前の2019年と比べて3倍以上に増収した。廣田康人社長は「生産や物流の問題、国際情勢の変化などもあったが、良いスタートを切れた」と語った。ウクライナ情勢の影響については、「ロシアは年間売上高50億円ほどがあったが、全体からしたら軽微だ。ウクライナとの取引はほとんどなかったため、両国による影響はほとんどない。1日でも早く平和な生活が戻ることを願う」とコメントした。

 22年12月期の業績予想は2月の発表から変更せず、売上高4200億円、営業利益230億円、純利益135億円をとした。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。