トーマネは、2021年に開発した和紙のマネキン“ワルツ(Waltz)”の受注生産を5月12日から開始した。長期2年借りることができ、月額2万円でのレンタルを想定している。
“ワルツ”は通常のマネキンで多く使われているFRP(繊維強化プラスチック)の替わりに、和紙とナチュラルな素材を採用した環境配慮型マネキン。使用しなくなったマネキンは再び和紙に戻すことができ、従来の廃棄方法とは異なり可燃物として廃棄することが可能だ。
製造過程では揮発性が高い有機溶剤を使用しないため、作業者の安全な労働環境にも配慮している。また、同社の工場や物流倉庫がある茨城県常陸大宮市の無形文化財“西ノ内和紙”を用いることで、地域活性化を目指している。