コティジャパン合同会社が展開するイギリス・ロンドン発のメイクブランド「リンメル(RIMMEL LONDON)」は、今年日本上陸16年目を迎え、国内で2度目となるリブランディングを図る。新たに“I DEFINE BEAUTY,I DO./私が決める、私だけの美しさ。”をコンセプトに掲げ、ブランドのルーツとなる「ロンドンらしさ」を強調しながら、メイクへの冒険心を後押しする。
石川由佳コティジャパン合同会社マーケティング ディレクターは、「当時(コーセーが輸入・製造販売を行っていた時期)は日本における発信が強く、『リンメル』が日本のブランドという(間違った)イメージを持たれることもあった。そこで、ブランド発祥の地であるロンドンらしさやブランドとしてのメッセージを強調すべく、タグラインを明確にした。今後は『リンメル』に宿るロンドンのパワフルで自由なDNAを感じられるようなメッセージや製品を展開していく」と話す。
リブランディングに伴い、5月18日に公式サイトをリニューアルし、SNSを活用しながらメイクが持つ無限の可能性を提案する。これまでブランドミューズにemmaを起用してきたが、「1人のイメージよりも多様な美しさを表現していきたい」と、今後は日本におけるミューズの起用は行わない予定だ。一方で、ブランド初となる公式アンバサダーをインスタグラムで募集し、“#RIMMELロンドナー”としてブランドを盛り上げていく。
リブランディング後は毎月新製品を投入し、第1弾では、グリッターパール、シマーパール、マットパールと異なる3種の質感を用意した単色アイシャドウ“ワンダー キューブ アイシャドウ パール”(全16色、各税込880円)を6月3日に発売する。
7月22日には、汗・水・湿気い強いリキッドアイシャドウ“ワンダー クラウド リキッドアイシャドウ”(全8色、各税込1320円)を限定で発売。8月19日には、主力のアイシャドウパレット“ショコラスウィート アイズ”から、ラズベリーをイメージした新色(税込1760円)を発売する。9月下旬に発売予定の秋コレクションからは、4色のアイシャドウパレット“ワンダー エバー アイシャドウ”(全8色、各税込1650円)と“ワンダー キューブ アイシャドウ”シリーズからマット仕様(全6色、各税込880円)が登場する。
なお、“ワンダー クラウド リキッドアイシャドウ”以外は全て、日本独自で開発した製品となる。「今後、マスク着用義務が緩和されるタイミングに合わせてリップを仕掛けていく予定だ。ベースメイクはまだまだ育成している段階だが、引き続き注力する」。
「リンメル」は、1934年に誕生し、現在80カ国以上で展開する。日本は2006年に上陸。コーセーがコティ(COTY)とライセンス契約を締結し、18年10月末まで日本市場での輸入・製造販売を行っていた。同年11月からはコティが国内の販売を引き継ぎ、現在はコティジャパン合同会社が事業を展開。バラエティーショップを中心にドラッグストアなど全国2000店舗以上で取り扱う。なお、一部製品はコーセーがOEMでの製品供給を行っている。