ファッション

ワコールによる「ウイング」の直営店が東京・二子玉川に初登場 実店舗とECを融合

 ワコールによるブランド「ウイング(WING)」は5月20日、リブランディング後初となる直営店を東京・二子玉川ライズ・ドッグウッドプラザ2階に出店した。同ブランドは、1974年にスタートし、量販店中心向けのブランドとして求めやすい価格帯のブラジャーや下着を展開していた。昨年、“生活するからだと会話する”を新コンセプトにリブランディングし、価格帯や商品のバリエーションを広げると同時に坂路を拡大し、身近な下着ブランドとしてイメージアップを図ってきた。

「ウイング」最大級の商品を提案

 約76平方メートルの「ウイング」初の直営店は、5つのゾーンから構成。“からだも心も心地よく”のゾーンでは、ノンワイヤーブラジャー中心に快適な下着を提案する。“ここぞ、決めたい”では、ワイヤー入りブラジャーやガードルを提案、“未来のわたしも大事”では、バストを重力から守る“バストケアブラ”や就寝用の“ナイトアップブラ”といった、“バストケア”商材のほか、今までは自社EC「ワコールウェブストア」中心で販売してきたマタニティー商材もそろえる。“思いっきりアクティブに”では、動いてもずれにくい“シンクロブラトップ”やノンワイヤーの“シンクロブラ”を、“どんなときも、わたしらしく”では、ブラジャーがそれぞれの着用者にフィットする設計の“マッチミーブラ”や「ウイング」のロングセラーである“ナチュラルアップブラ”を販売。また、「ウイング」のごく一部の店舗で展開している高級ラインの“レ・シアージュ”をはじめ、スリープウエアやティーン向け商品もそろえ、「ウイング」ブランドとして最大級の商品を提案する。ブラジャーの中心価格帯は税込で3000~4000円と手に取りやすい価格帯で、全ての年代の女性が入りやすい店舗だ。

デジタルを融合した実店舗で幅広い層にアピール

 もともと、セルフ客中心ブランドの「ウイング」ということもあり、店内各所には、タブレットが設置してあり、「ウイング」の動画を配信するほか、自社ECに連動し、各商品の詳細を確認することができる。“タッチ・モア(TOUCH MORE)”にスマートフォンをかざせば、携帯からも「ワコールウェブストア」にアクセスが可能で、デジタルを融合した店舗になっている。店舗内のフィッティングルームは2つで、フィッティングルームにも、タブレットを設置し、ブラジャーやガードルの正しい着用方法を紹介すると同時に「ウイング」のオフィシャルインスタグラムの紹介なども行う。二子玉川というファミリー世帯の多い土地柄もあり、フィッティングルームの一つはベビーカーが置ける広さになっているのも特徴だ。販売員は2〜3人が常駐し、商品説明やフィッティングにも応じる。店舗の取り扱い商品でサイズの店頭在庫がない場合は、EC購入時に送料無料券を提供するなど消費者の利便性に配慮している。

 同フロアにあるワコールのブランド「ウンナナクール(UNE NANA COOL)」と共同で2階イベントスペースでサイズなどに関する無料相談会を期間限定で開催している。

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