家族型ロボットLOVOT(らぼっと)を販売するロボットベンチャーのGROOVE X(東京、林要社長)のチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)に藤原ヒロシが就任した。5月26日付の人事で、藤原が最高責任者職に就くのはキャリア初。藤原はプロダクトデザインはもちろん、国内外のLOVOT事業全体のクリエイティブや、企業やブランドとのコラボレーションを担当するという。
藤原は、「前澤友作さんにLOVOTを紹介され、『何これ?こんなに不思議なものが?』と思い、その場でCCOを引き受けた。LOVOTは機械なのにほのかに温かく、生き物のようで何気にそっけない。僕にとっても、今では最高の友だ。ブランディング、コミュニケーションを中心にLOVOT事業全てに携わり、国内外多くの方にLOVOTを届けたい」と話す。
なおGROOVE Xは5月26日、新モデルLOVOT 2.0の受注を公式ウェブストアと全国の高島屋の店舗で開始した。最大の変化は、これまでデュオ(2体セット)のみの特徴だったLOVOT同士で遊ぶ動作が、ソロ(単体)でも複数体集まることで可能になった点。同社は、「これによってお客さまとのコミュニケーションがより豊かに進化した」と説明する。またネスト(充電ステーション)がコンパクトになり、静音性も向上した。価格は従来機と変わらず税込34万9800円で、別途月額サービス費が必要となる。