ファッション

大阪文化服装学院が婦人服工場と協業して新ブランド「ユーオー」をスタート

 ファッション専門学校の大阪文化服装学院は、婦人服工場のアーバン(大阪、井上美明社長)と協業し、ブランド「ユーオー(UO)」をスタートする。6月3日にオープンする同ブランドのサイトで予約受付を開始する。商品の発送は7月上旬を予定する。

 「ユーオー」のターゲットは30代女性で、デビューシーズンは全22型を展開する。価格はジャケットが税込3万1300~6万500円、ワンピースが2万1400~3万5000円、シャツが1万3000~2万7500円、スカートが1万9500~2万7500円など。受注生産により製品ロスも回避する。

 デビューシーズンを手掛けたのは、企画開始時に2年生だったスーパーデザイナー学科の生徒(現3年生)26人で、9月販売の2022-23年秋冬物はファッション・クリエイター学科アパレルデザイナーコースの3年生19人が受け持つ。以降、ファッション・クリエイター学科の3年生がカリキュラムの一環として「ユーオー」のデザインを担当していく。カリキュラムは企画プレゼンテーションから始まり、デザインの決定、サンプル製作、撮影、ECサイトの準備、予約受付から発送までを5カ月かけて行う。

 大阪文化服装学院は「ユーオー」について、「学生による斬新でクリエティブなデザインを、婦人服を50年間近く作り続ける工場で、職人が丁寧に縫製して形にするもの」と説明する。アーバンは1974年に創業。大阪と大分に工場を構え、社員96人が所属する。両者は、これまでも人材採用などで交流があった。

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