ビームス(BEAMS)はHIKKYとxR領域における業務提携を結び、2020年12月から3度、「バーチャルマーケット(VIRTUAL MARKET)」に出展した。毎回、原宿店イメージのバーチャルショップを設置。初回はロケットを発射できるギミック、2回目(21年8月)は東上野にある銭湯を、3回目(21年12月)は昭和の浅草を再現と、毎回エンターテインメント性の高い空間作りをして話題を集めている。特筆すべきはスタッフによるリアルタイム接客。これによりリアル店舗への送客に成功している。(この記事は「WWDJAPAN」2022年6月6日号メタバース特集からの先行公開です)
自他共に認めるミーハー、設楽洋社長のアンテナが働き、ビームスは早々にVR法人HIKKYとxR領域における業務提携を結び、世界最大級のバーチャルイベント「バーチャルマーケット」にショップを構えた。ゴーグルをかぶり、アバターとなって動くことをトップが率先して楽しみ、ビジネスとして挑む企業は、ファッション業界広しといえど、ビームス以外にない。
「メタバースの中でもセレクトショップでありたい」と木下香奈ビームスクリエイティブVR担当。「リアルでこれまでやってきたさまざまな人たちとのコラボレーションや、つながり合うことでの化学反応から生み出される楽しさを提供したい」。
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