ファッション

LVMH、「フェンディ」が大学機関と連携しファーの代替素材を開発

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)と傘下の「フェンディ(FENDI)」はこのほど、英インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)とロンドン芸術大学のセントラル・セント・マーチンズ(Central Saint Martins)と連携し、新たなバイオ素材の開発に関する共同研究イニシアチブを発表した。

 LVMHはかねてより、セントラル・セント・マーチンズとパートナーシップを結び、持続可能なラグジュアリーファッションを目指した研究開発および人材育成に取り組んできた。このパートナーシップを発展させる形で実現した今回の研究では、2年間かけてラグジュアリーファッションに向けたファーの代替素材の開発に取り組む。LVMHによれば、ファーをはじめとした、さまざまな高級素材の代替繊維としての可能性を持つケラチンが初めて研究の焦点になるという。

 LVMHのエレーヌ・ヴァラド(Helene Valade)環境開発ディレクターは、「LVMHは環境戦略“ライフ360(LIFE 360)”の下、持続可能なラグジュアリーファッションを目指している。新素材や技術への投資を通して、当社が掲げる気候や生物多様性に向けた目標を達成することができるだろう」と話した。

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