ビューティ

「シック」がサステナブルなカミソリ発売 持ち手に竹素材、分別しやすく

 シェービング製品を展開するシック・ジャパンは2000年から続く人気使い捨てカミソリブランド“エクストリーム3”の新製品として、ハンドル部分に天然竹を使用した“エクス トリーム3 バンブー”(替え刃2個付き、税込768円*編集部調べ)の発売を公式サイトおよび全国のバラエティーショップで開始した。刃を含むカートリッジ部分をホルダーに着脱し交換することができるため一つのホルダーを長く使うことができるほか、分別廃棄も簡便な環境配慮型のハイブリッドタイプとなる。

 同製品は「使い捨てカミソリでも環境に配慮したい」というユーザーの声を受け、替刃式カミソリと使い捨てカミソリ両方の特徴を活かしつつ、サステナブルな素材を使うという視点で誕生。竹は成長が早いため資源として枯渇にくく、強い抗菌作用がある上にしなやかで丈夫なことからホルダー部分に採用された。

 竹素材はハンドル部分の約70%に使用し、残りの30%は防水・防カビ効果のあるコーティング剤で構成した。ブランドの特徴である「曲がる3枚刃」を備えて快適な深剃りを追求した刃の部分には75%リサイクルスチール(ステンレス刃物鋼)を75%使用。フレームにはリサイクルプラスチック80%を使うなど、各パーツに環境配慮素材を用いている。

 貝印もハンドルを紙素材にした“紙カミソリ”を展開しており、今春からは全国のローソンでの取り扱いも始まった。同製品は2021年4月に公式サイトでテスト販売を行ったところ3日で完売するなど多くの反響があったという。使い捨てカミソリのサステナブルな進化は今後も続きそうだ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。