ユニクロのグローバルブランドアンバサダーで、プロ車いすテニスプレーヤーの国枝慎吾選手が、6月5日まで行われていた全仏オープンテニス2022の車いすテニス部門・男子シングルスで優勝した。国枝選手が全仏オープンを制するのは4年ぶり8度目。グランドスラム(テニス4大大会)のシングルスタイトルはキャリア通算27個目となった。
優勝した国枝選手は、「4年ぶり8度目の優勝を勝ち取ることができ、心から嬉しい。今回、クレーコート(赤土のコート)で久しぶりに優勝することができ、残りのシーズンに向けて大きな自信となった」とコメントしている。また、車いすテニスの男子ダブルスでは、同じくユニクロのグローバルブランドアンバサダーである英のゴードン・リード(Gordon Reid)選手が、英のアルフィー・ヒューエット(Alfie Hewett)選手と組み、全仏オープン3連覇を果たした。
2人の活躍に対しファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、「国枝選手とリード選手は、ユニクロとともに世界一を目指すパートナー。卓越した能力とどんな困難にも立ち向かう強い精神力を兼ね備えたアスリートが、ユニクロのアンバサダーであることを大変光栄に思う。2人の偉業の達成をサポートできたことは、私をはじめユニクロ全従業員にとっての誇り」と発表している。
ユニクロのグローバルブランドアンバサダーはほかに、テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer)選手、錦織圭選手、スノーボード、スケートボードの平野歩夢選手、ゴルフのアダム・スコット(Adam Scott)選手が務めている。スコット選手の意見を生かして“感動パンツ”を開発した話は有名だが、ユニクロは「グローバルブランドアンバサダーの世界最高のパフォーマンスをサポートするとともに、(アンバサダーと取り組む中で)これまでにない新しい価値を持った“LifeWear”を創造していく」「さらに、アンバサダーとの活動を通じて世界との結びつきを強め、地域社会にも貢献していく」ことを掲げている。