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「アットコスメ」2022年上半期ベストコスメ大賞は「ファンケル」のクレンジングオイル 元の日常生活に向けた“リハビリ期”到来か

 アイスタイルは9日、「アットコスメ(@COSME)」の2022年上半期新作ベストコスメを発表した。総合大賞に選ばれたのは「ファンケル(FANCL)」の“マイルドクレンジング オイル”だった。同製品は7代目としてリニューアルし、ロングセラーとしての安定感やメイクをしない日でもスキンケアの一環として使用できることが支持を高めた。総合2位は「ディオール(DIOR)」のリキッドファンデーション“ディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウ”、3位は「アディクション(ADDICTION)」のパウダーチーク“ザ ブラッシュ ニュアンサー”がランクインした。

 今回の上半期新作ベストコスメは、21年11月1日~22年4月30日の新製品が対象で、アイテム3605製品(21年上半期は3839製品)、口コミ件数8万6330件(同6万9105件)からカテゴリー別に選出した。今回の上位10アイテムは、コロナ禍で落ち込みを見せたカテゴリーが多くランクインしたが、美容液ベースのリキッドファンデーションやノーカラーのリップ、手持ちのチークと組み合わせて使用できるチークといった、テクスチャーや色味、使い方などに関してコロナ禍前とは異なる傾向がみられたという。「22年上半期は、これまでと同様に一気にコロナ禍前のようなスキンケアやメイクアップに戻るのではなく、徐々に元の日常生活にシフトしていく、いわば『リハビリ』期であるといえそうだ」と分析する。

 このほか、今後の生活者インサイトや美容トレンドを予測する「アットコスメ トレンド部」を発足し、「2022下半期トレンド予測」を発表した。脱マスクの動きや訪日外国人の受け入れで「リベンジ消費」の可能性を予測。さらに、自分らしい眉を求める「フリースタイル眉」、“パケ買い”ならぬ「サステナ買い」、韓国コスメ人気から持ち運べるスキンケア「アンプルスティック」、性別・年齢問わず“誰でも似合う”商品の増加から「だれでもコスメ」といったトレンド予測をキーワード化した。

「アットコスメベストコスメアワード 2022 上半期新作ベストコスメ」

1位「ファンケル」“マイルドクレンジング オイル”
2位「ディオール」“ディオールスキン フォーエヴァー フルイド グロウ”
3位「アディクション」“ザ ブラッシュ ニュアンサー”
4位「マキアージュ(MAQUILLAGE)」“ドラマティックエッセンスリキッド”
5位「カネボウ(KANEBO)」“ヴェイル オブ デイ”
6位「コスメデコルテ(DECORTE)」“イドラクラリティ 薬用 トリートメント エッセンス ウォーター”
7位「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」“ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ”
8位「ロムアンド(ROM&AND)」“ハンオールフィックスマスカラ”
9位「キャンメイク(CANMAKE)」“マシュマロフィニッシュパウダー ~Abloom~”
10位「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE POSAY)」“UVイデア XL プロテクショントーンアップ クリア”

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