眼鏡ブランドの「ゾフ(ZOFF)」を手掛けるインターメスティック(東京、上野博史社長)は、「世界海洋デー」の6月8日、「ゾフ」として初の再生プラスチック製眼鏡“シーブルー ナンバーフォーティーン(SEE BLUE #14)”をアウトレット店を除く全国の店舗とオンラインストア、楽天市場で発売した。また6月10日には、同じくフレームに再生プラスチックを使用する、米国発アウトドアブランド「カブー(KAVU)」とのコラボサングラスを200本限定で発売する。両者がタッグを組むのは初で、オンラインストアのみで販売する。
両商品に使用するのは、眼鏡の世界的生産地である福井県鯖江市の若狭湾に漂着した海洋プラスチックごみや、市内でごみとして出されたペットボトルを原料とする再生プラスチック材だ。今年2月には環境団体や地元の学生、有志が約50人集まり、海岸の清掃活動を行い、約800本のペットボトルを回収した。ペットボトルはその後、手作業で洗浄し粉砕、溶解。成型して眼鏡フレームとした。「ゾフ」は店頭什器にも、この再生プラスチック材を利用する。
“シーブルー ナンバーフォーティーン”は、6型各3色展開の全18種類。頭部を包み込むように設計した“3Dフィットテンプル”を採用する。プラスチックフレームが8800円(税込、セットレンズ代込、以下同)、コンビネーションフレームが1万1100円だ。
「カブー」とのコラボサングラスは、レンズに生分解性素材のバイオプラスチックレンズを用いる。1型1色展開で、価格は1万1100円。