ロンハーマンの2022-23年秋冬は、「あたり一面の雪化粧」をシーズンテーマに掲げる。篠崎茜バイヤーが「平和や祈りを想起させる色」とする白をベースに、赤やネイビー、バイオレットなどをキーカラーに提案する。「オーラリー(AURALEE)」の残たんを使用したホワイトのステンカラーコートに、トーンを合わせた「マリア マクマナス(MARIA MCMANUS)」のボトムスとシャツ、「トッズ(TOD’S)」に別注したレザーシューズが今季の一推しルックだ。
好評のチャリティー企画“ファウンデーション1976(Foundation1976)”では、NYを拠点とする「ボニーヤング(BONNIE YOUNG)」にフィーチャーする。デザイナーのボニー・ヤングは、パンデミックで仕事を失ったカシミール地方の女性たちを支援するため、「プレイドコレクション」と名付けたプロジェクトを始動した。同コレクションで使用する生地は手編みの100%アップサイクルカシミアで、現地の雇用創出につなげている。1着売れるごとにニューヨークの路上生活社に1枚のブランケットを寄付するというもので、ロンハーマンでは8月に受注会を開催予定。
アウターは暖冬を見据えてショート丈やミドル丈のコートを増やした。また、カーディガンやスエットのバリエーションも強化する。定番アイテムのスエットは、かっちりした印象のツイードコートや、このほどエクスクルーシブで販売するアメリカ発の「ザ オンリー ジェーン(THE ONLY JANE)」のジャンプスーツなどと組み合わせカジュアルすぎないスタイリングを提案する。オリジナルレーベル「8100」ではジップアップトップなどのデザインを取り入れたスエットトップスをそろえるほか、「オーラリー(AURALEE)」にはスエットのセットアップを別注した。