ファッション
連載 Makuakeが寄り添った応援されるブランドへの挑戦

Makuakeが寄り添った応援されるブランドへの挑戦 「VOL.6 内田縫製の事例」

有料会員限定記事

 「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げるマクアケは、ブランドが持つべきパーパスの可視化や、その伝え方、ユーザーとのコミュニケーション作りなどでメーカーに寄り添い、モノづくり企業がモノづくりに集中できる環境整備に一役買っている。ブランドの伴走者、キュレーターが過去の事例を踏まえながら、応援されるブランドの共通点を探る。

モノづくりの背景や様子を伝え、ファンに喜びを届ける

 今回お話を伺ったのは、1960年代創業という老舗のジーンズ縫製工場「有限会社内田縫製」(以下、内田縫製)です。同社は岡山県津山市に拠点を構え、誰もが知る一流ブランドのジーンズの縫製を数多く手がけています。国内の縫製工場が激減した今でも着実な経営を続け、日本が世界に誇る縫製技術を現代に継承しています。

 他社ブランドの製品を製造するOEMを主軸としてきた内田縫製が、自社のファクトリーブランド「 ウチダ ホウセイ」を立ち上げ、オリジナル商品を始めたのは2016年のこと。当初は「きっと売れないだろう……」と二の足を踏んでいたのですが、地元の中小企業を支援する、つやま産業支援センターの後押しを受けるかたちで立ち上がりました。

 ブランドのモットーは「永く穿いて経年変化を楽しむ」。丈夫に制作するのはもちろん、色落ちなどの経年変化を楽しんでもらえるジーンズを手がけています。

この続きを読むには…
残り2032⽂字, 画像3枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。