ファッション

「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ」が新進デザイナーとタッグ、さびをテーマにしたジーンズを発売 京都店では展示も

 イッセイ ミヤケの「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」は7月1日、新進デザイナーの狩野佑真と組んだ実験的プロジェクト“タイプフォー ユウマ カノウ プロジェクト(TYPE-Ⅳ YUMA KANO PROJECT)”のジーンズ(5万5000円税込)を発売する。オレンジとブラウンの2色展開で、同ブランドの青山店と京都店、「イッセイ ミヤケ」の丸の内店と船場店で扱う。

 日光や雨、海水など自然の要素を用いて金属板の上でさびを育て、そこからさびのみを剥がして金属板の上で再びさびさせ……を繰り返し、農作物のように“収穫”したさびをアクリル樹脂に転写する狩野の代表作「Rust Harvest|錆の収穫」に着想したもので、ジーンズのタテ糸にはポリエステル、ヨコ糸には太さの異なる2種の綿を織り込み、さびを表現した。

 狩野は「2016年に『Rust Harvest|錆の収穫』をスタートし、その研究成果を家具やプロダクトとして発表してきた。今回『エイポック エイブル イッセイ ミヤケ』と新たな“1枚の布”を作ることができ、大変光栄に感じている。多くの方にジーンズを手に取り、五感で感じてほしい」と述べる。

 「イッセイ ミヤケ」京都店では7月1〜26日の期間、「YUMA KANO」展を開催する。狩野の、さびを織りで表現するモノ作りの背景を、作品やそこに至る映像で紹介するものだ。

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