ファッション

「アディダスゴルフ」が茅ヶ崎のゴルフ場と協業 “地球に優しいプレー”提唱

 アディダスが手掛けるゴルフカテゴリー「アディダスゴルフ(ADIDAS GOLF)」は、“PLAY SUSTAINABLE”を掲げたキャンペーンを始動させた。神奈川・茅ヶ崎のゴルフ場、GDO茅ヶ崎ゴルフリンクスと協業して、同ゴルフ場にマイボトルを持参するか、物販エリアでボトルを購入すると、1回のドリンク充填が無料になる。また同ブランドのリサイクル素材や、海岸で回収したプラスチックがリサイクルされる過程を説明する展示スペースを設けて、ゴルファーの環境意識向上を目指す。期間は7月7日まで。

 アディダスは、2024年までに全製品におけるバージンポリエステルの使用を廃止し、リサイクルポリエステルに転換する方針を掲げている。「アディダスゴルフ」もこれに向けて製品開発と販促を強化中で、同キャンペーンもその一環だ。木戸脇美輝成「アディダスゴルフ」APACブランドディレクターは、「ゴルフは自然ありきのスポーツで、消費者が環境について考える機運も高まっている。ものづくりのブランドとして製品に反映していくことはもちろん、フィールドと協業してわれわれの考えを体現することも重要だ」と語る。

 キャンペーンで協業するGDO茅ヶ崎ゴルフリンクスは、“PLAY YOUR LIFE”をスローガンに、スキルを高めるだけでなく、環境や他プレーヤーに配慮したゴルフを提案している。雨天時の傘やシャワー後のタオルは貸し出さずに持参を促すほか、今年中には場内のペットボトル販売を終了し、併設するカフェでもサーブ式のドリンク販売に切り替える。7月には100%再生エネルギーの電力に切り替え、近隣の小学校と共に持続可能なゴルフ場運営に向けた協議も行う予定だ。伊藤修武GDO茅ヶ崎ゴルフリンクスジェネラルマネージャーは、「ゴルフ場はバブル時代の名残りで“おもてなし文化”が根強い。それも一つの魅力だが、将来を見据えて本当に必要なサービスに絞って運営することも重要だ。われわれはドレスコードもなく、初心者の利用も多い。間口の広いわれわれが、環境に優しい競技のあり方を提案する意義は大きい」と語る。

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