ファッション

ファッション通信簿Vol.67 「トップガン」続編が大ヒット記録中のトム・クルーズのファッションを米「WWD」が勝手にジャッジ!

 米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットに至るまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。評価を絵文字でお伝えするとともに、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジ!

 第67回は、5月27日に公開を迎えた映画「トップガン マーヴェリック(Top Gun: Maverick)」が、世界的大ヒットを記録しているトム・クルーズ(Tom Cruse)が登場。1986年に公開された前作「トップガン(Top Gun)」で、一世を風靡。数々のアクション映画でクールに活躍する映画スター、トム・クルーズのファッションを振り返る。

 アビエータージャケットや、クルーネック、ジーンズは1980〜90年代におけるハリウッドの、まさに“制服”だった。長く伸ばしたヘアースタイルでロックなテイストを演出しているが、ハイキングブーツは郊外に住む中流階級の典型的なスタイルすぎるかも。

 彫りの深い顔立ちに、この前髪、ピンストライプのスーツ、ハイウエストパンツ、ボロタイ……全てが完璧だ。この時代のトムは間違いなく輝いていた。映画スターの誕生だ。

 若かりし頃のトムは、まだファッションスタイルを模索していたようだ。ブレザーとタンクトップのコーディネートはマイアミっぽい雰囲気だが、タイトなジーンズは西海岸っぽく、ミスマッチだ。

 シルクプリントとシャツのさわやかなクロップドジャケットは、1988年にクルーズが出演した映画「カクテル(原題:Cocktail)」の雰囲気をまとっている一方で、レギンスジーンズとスエードブーツは「ロード・オブ・ザ・ダンス(原題:The Lord of the Dance)」の雰囲気がある。みていて楽しげなコーディネートだが、ファッションとしては残念ながらいまいち。

 黒のボウタイとボタンは、今見るととってもレトロでキュート。でも当時もっと遊びのあるスタイルにできたはず!ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)と共にいられるなんて、幸せすぎる。

 映画「ミッション:インポッシブル(原題:Mission: Impossible)」期に突入したトム。髪の毛を剃り、レザーのブレザーでまとめているが、ベストルックとは呼びづらい。ぎこちなく微笑むペネロペ・クルス(Penelope Cruz)のように、中に来ている黒いタートルネックも窮屈そう……。

 見違えるようだ!シャープなヘアスタイルがリラックスフィットの黒いスーツによく似合っている。パンツは裾が少し広がりすぎている印象だが、シルバーのネクタイと白いシャツがトムの魅力を引き出している。

 「卒業白書(原題:Risky Business)」期のトムは、ビンテージTシャツや80年代のジーンズ、クロップド丈のレザージャケットがクールで初々しい感じ。また前髪を作ってみることはぜひ検討してほしい。雰囲気が最高だ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。