「ジバンシィ(GIVENCHY)」が2023年春夏メンズ・コレクションをパリで現地時間6月22日に発表した。会場となったのは、世界遺産に指定されている旧陸軍士官学校エコール・ミリテール(Ecole Militaire)の庭園だ。来場したゲストは、ストリートとラグジュアリーの折衷を追求するクリエイティブ・ディレクター、マシュー・ウィリアムズ(Matthew Williams)の美学に共感するように、ラッパーなどの音楽関係者が世界中から集まった。アメリカからはタイガ(Tyga)や24kゴールデン(24kGolden)、イギリスからAJトレーシー(AJ Tracey)、コロンビアからJ・バルヴィン(J Balvin)の姿があった。モノトーンを基調としたスタイルに、“パドロック(南京錠)”がモチーフのハードウエアや、チェーンネックレスといったシルバーの装飾で個性と主張するコーディネートが多かった。足元は、アッパーからソールに至るまで、全てをニット素材で構成した“TK-360”の着用率が最も高かった。