ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週はコロナ禍で盛り上がる目元美容の話。
【賢者が選んだ注目ニュース】
阪急うめだ本店化粧品売り場 2~4月商況
「シュウ ウエムラ」が目元の 立体美をつくる アイメイクコレクションを発売
今、目元の美容に手を掛ける女性が増えている。阪急うめだ本店の記事では、アイメイクへの関心の高まりとメイクレベルの向上に言及している。もう1つピックアップした「シュウ ウエムラ」の新作アイブロウは、目元美容への関心が高まる中でぴったりなアイテムだと思った。目元の美容に投資する人が実際に増えていることがホットペッパービューティーアカデミーの調査(「美容センサス下期 2021年〈美容意識・購買行動〉」2021年12月)からも分かる。
コロナ禍以前の19年とコロナ禍の21年のメイクアイテムの購入ランキングを見ると、口紅・グロスは2位から8位にランクダウンしている。対して、アイブロウは3位から2位に、アイシャドウは5位から4位にランクアップ。シンプルなアイメイクでも唇に色をのせているとメイク“している感”を演出できていたが、マスクを常時着用するようになりおのずと露出される目元へとメイクの比重が移ったのは明らかだ。マスク着用時のメイクについて自由回答を募ったところ、「目元だけ」「眉メイクを丁寧にする」といった、目元についてのコメントが多く寄せられた。一方、最近ではマスクを外してよいとする場面について政府がルールを示し、再び口紅の需要が増すときも近いのではないかと思うことも。では、コロナ禍で盛り上がりを見せている目元美容はどうなるのだろうか。
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