青山学院大学発のファッション系サークル、AOYAMA FASHION ASSOCIATION(アオヤマ ファッション アソシエーション以下、AFA)はこのほど、2021-22年秋冬コレクションのショートムービーを公開した。
渋谷エリアを拠点にデザインや生産管理、販売などを行う“本格派”ファッションサークルのAFAは、毎年1回コレクションを制作し、展示会を開催している。22年は3月24〜25日の2日間にわたって渋谷で展示会を開いた。会場ではノルウエー出身の現代美術アーティスト、マティアス・ファルドバッケン(Matias Faldbakken)や漫画「AKIRA(アキラ)」の世界観をインスピレーションに、「常識や日常を疑うという視点」で作ったコレクションを披露。150人ほどが来場したという。コレクションのテーマは、「PARANOID SUN(パラノイド サン)」。「誇大妄想的な、病的に疑い深い」を意味する“パラノイド”と、「太陽、希望、憧れ、象徴」を意味する“サン”を組み合わせて、「自分たちが信じ、当たり前だと思い込んでいるものに対する確実性や存在そのものを問う」というコンセプトを起こし込んだショートムービーを作成した。
AFAは、2018年設立のサークル。青山・渋谷エリアを拠点に、ファッションのデザインや生産管理、販売を行う。22年現在は、100人を超えるメンバーが在籍する。制作コンセプトは「プロと共に最高品質のファッションを作る」。販売できる製品クオリティーを目指し、パターン制作から資材手配、縫製までデザイン以外の全ての工程を提携先のOEM会社に外注する形で運営している。学生だけでなく業界や社会とつながる、“ニュー アソシエーション”を作ることを目的とし、社会も学生も巻き込んだ新たなファッションの企画実現を目指す。