プラダ グループ(PRADA GROUP)は、国際連合教育科学文化機関(UNESCO以下、ユネスコ)と提携して実施する海洋問題に関する教育プログラム「シー ビヨンド(SEA BEYOND)」の第2回授賞式をポルトガル・リスボンで開催した。参加校の生徒が海洋環境保護の啓発を目的とした作品を制作・発表し、ペルー・リマのニュートン・カレッジ(Newton College)が1位を受賞した。
第2期目となる今回は2021年秋から今年春までを期間とし、ブラジルや中国、イタリアなど8カ国から10校が参加した。各校ではユネスコの専門家による海洋問題に関するウェビナーが開催され、「国連海洋科学の10年(UN Decade of Ocean Science for Sustainable Development)」計画が提唱する10の課題などについて理解を深めた。
また今回からは中高生に加えて、未就学児を対象とした屋外レッスンプログラムやプラダ グループの1万3000人以上の従業員を対象とした教育プログラムも実施した。
プラダ グループCSR部門ヘッドのロレンツォ・ベルテッリ(Lorenzo Bertelli)は、「同プロジェクトにコミットしてくれた全ての学生に感謝する。海と海洋資源を守るという身近な問題を議論する最適な場になった。サステナブルな未来への近道はなく、次世代を担う人々と一緒にこの課題に取り組むことが重要だ。今後さらに同プロジェクトを発展させる可能性を感じている」とコメントした。
同プロジェクトは、中高生の環境意識向上を目的に19年に始動。これまでに世界の600人以上の学生に海洋問題に関する教育プログラムを提供した。