「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」は、故トム・オブ・フィンランド(Tom of Finland)の「トム・オブ・フィンランド財団」とコラボレーションした第3弾コレクションを発表した。現在、「ジェイ ダブリュー アンダーソン」の公式オンラインストアと、ロンドン・ソーホーの旗艦店で販売中だ。
2020年から続くコラボコレクションは、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)「ジェイ ダブリュー アンダーソン」デザイナーが、故トム・オブ・フィンランドのファンであることから実現。今回は、メンズのアパレルとアンダーウエア、アクセサリーを展開する。アパレルは、エクリュメランジのフーディーをはじめ、オックスフォードシャツやスリーブレスTシャツ、Tシャツなどをそろえ、どれも故トム・オブ・フィンランドの作品を大胆に落とし込んだ。アンダーウエアは、完成に数カ月を費やしたというジョックストラップ(男性用下着の1種)を用意。バンド部分にヴァーシティストライプのディテールを、フロントパウチに作品のプリントを配している。アクセサリーは、ウエストバッグやトートバッグ、フォンポーチ、パスポートカバーなどをラインアップし、アパレル同様に作品をプリントしている。価格はスリーブレスTシャツが税込2万5000円、Tシャツが同2万円、トートバッグが同10万円など。
トム・オブ・フィンランドは、1920年生まれフィンランド出身の作家。ゲイを描いた作品など通してLGBTQ+の権利と社会受容を目指した社会運動を推進し、フィンランド本国では切手にイラストが採用されるなど、世界的に高い評価を受けているゲイアーティスト。現在、作品の一部はニューヨーク近代美術館(MoMA)やアート・インスティテュート・シカゴなどに収蔵されている。