「WWDJAPAN」は先般、編集部員が展示会を回って撮影・セレクトした、ファッションビルやSC、百貨店、セレクトショップ向け総勢32ブランドの2022-23年秋冬ルックを、ウェブで公開した。「リアルトレンド総選挙」と題してユーザーからの投票を募った結果、ファッションラバーの「これかわいい!」の1票から、プロ目線での「これは売れる!」の1票まで、さまざまな視点での意見が集まった。この連載ではその上位ブランドを発表する。(この記事は「WWDJAPAN」6月27日号からの抜粋です)
2位 FRAY I.D
「着たい気持ち」を誘う
ときめきブルーの絶妙リアルクローズ
32ブランドの中で2位にランクインしたのは、マッシュスタイルラボの「フレイ アイディー(FRAY I.D)」。春日田彩子ディレクターがルックで表現したのは「多くの女性に『これなら挑戦できる』と思ってもらえるような、絶妙なモード感」。鮮やかなブルーを主役にしたスタイリングで、「楽しさとまとまりがある」「これならまねできそう」と多くの30〜40代から共感を集めた。
WWD:ルックのポイントは?
春日田彩子「フレイ アイディー」ディレクター(以下、春日田):主役のコートを推したい。生地はオリジナルのイタリア製アルパカシャギー。リアルトレンド市場では、数年前からウールのリバーコートが主流だったが、エレガントなムードに回帰している海外コレクションの影響も加味した。展示会や店頭でもしっかり目立たせようと、どこにも見つからなくて「着てみたい」と思わせるコートを目指して作り込んだ。
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