ファッション

フェムテックブランド「ホガラ」がNFT会員を募集 Web3.0コミュニティーへの挑戦

 豊島のフェムテックブランド「ホガラ(HOGARA)」は7月、NFT所有者への限定コンテンツ「Hogara NFTプロジェクト」を立ち上げた。NFTを活用し、Web3.0(ウェブスリー)でのコミュニティー作りをスタートする。

 初回はNFT会員を10人募集。ブランドの会員登録をしている人を対象に、先着順でNFTを無料で配布する。このNFTを所有することで、新商品の先行プレゼントや割引クーポンなどの優待が得られるほか、NFT所有者だけが参加できるコミュニティーやイベントなどを開催し、コンテンツを提供していく。

 また今後はメタバースへの参入も視野に入れ、バーチャル空間での展示会やイベント、オンラインショッピングの実施を予定。会員同士でアイテムの活用方法などの情報を共有したり、会員の声を取り入れた商品作りを行ったりと、Web3.0コミュニティーを利用していくことを目指す。

 NFT参入について、豊島の大川侑穂「ホガラ」プロジェクトリーダーは「豊島としてもいち早くメタバースを使ったビジネスに着手しており、ホガラではNFTをアートとしてではなく、コミュニティー作りに活用していく」と説明。さらに「フェムテックは意識が高い人のものというイメージを持たれている場合があるが、『ホガラ』は私たち女性社員たちが“今ほしいもの”を追求して立ち上げたブランド。今後は、全国津々浦々さらには海外を含んだコミュニティーと一緒になって “今ほしいもの”を作っていきたい」と話す。
 
 「ホガラ」は2021年、豊島の女性社員が集まり、「女性が“朗らか"に心地よい毎日を過ごせるための商品」を開発するために立ち上がったD2Cブランド。オーガニックコットンを使用した吸水ショーツや着圧ソックス、カップ付きキャミソール、ナイトブラなど、繊維商社ならではの素材や加工を用いて女性の悩みを解決するアイテムを提案する。今年からはユーザーを招いたイベントも開催しており、ブランドのファンコミュニティー作りに力を入れている。

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