1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は良質な睡眠を促すコンディションニングスタジオについて。
「人生の3分の1は睡眠」という言葉がすっかり浸透し、さまざまな睡眠グッズや本を見かけるようになった。20代の頃は徹夜しても翌日ケロッとしていたけど、30代半ばを過ぎた今、睡眠不足からくるガタが尋常じゃない。徹夜なんてしてしまった日には即・生きる屍に大変身。そんな状態は望んでいないとはいえ、子育てが始まってからというもの、これまで以上に睡眠時間の確保が難しくなっているのが現状だ。「世のワーママはどないしてんねん!」と思わずシャウトしてしまいそうだけど、とにかく今は短い時間でもいかに熟睡できるか、休息できるかが目下の目標。どんなに寝ても眠りが浅いとなかなか疲れがとれないし、休日の寝溜めも逆に体がしんどくなるしでトホホ……。(最高15時間睡眠)これはもう、睡眠のプロの手を借りるっきゃない。ということで今回は、睡眠のコンディショニングスタジオをご紹介しよう。
睡眠研究の最先端が二子玉川に
こちらが二子玉川の蔦屋家電にオープンした「ブレインスリープコンディショニングスタジオ」。“春雨枕”と話題となった枕などの寝具の販売をはじめ、正しい睡眠の情報発信や企業向け睡眠コンサルを展開するブレインスリープが運営しているマッサージと鍼灸のお店だ。「33万部売れている『スタンフォード式 最高の睡眠』の著者であり、30年以上睡眠研究に従事している西野精治が最高研究顧問を務める会社です」と話すのは、松井大樹ブレインスリープ執行役員。睡眠の研究の最先端が二子玉川で体験できるなんて、素晴らしすぎるのだが。「睡眠に関してさまざまな情報がありますが、睡眠の質を高めるためには最初の90分が肝心です。90分の眠りの質が良ければ、自律神経が整います。さらに成長ホルモンなどが分泌され、脳のコンディションも整うと考えられているんです」。なぬ?!寝る時間帯や睡眠の量の問題ではなかったのか。意外と知らない眠りのこと。当たり前に毎日繰り返しているからこそ、あらためて見直すことって大事。
コンセプトは“自律神経を整える”
体からアプローチすることによって睡眠の質を高め、自律神経を整えることを目的にしたこのお店。東洋医学の考えをもとに組まれた30分と60分のコースがあり、30分は肩周りより上にあん摩と鍼でアプローチ、60分は全身コースでお灸も加わる。今回、名越が受けたのは30分コース。仕事や待ち合わせの合間にサクッと受けられるのがうれしいショートコース。それでは、いってみよう!
ベッドに横になると、早速目のツボ、ホルモンの分泌を促すツボに、自律神経を整えるヒャクエ、万能と言われるゴウコクなどに次々と鍼がうたれていく。しばらくすると、ドクンドクンと血液が全身を巡ったのか体がポカポカしてきた。この時点ですでに目がとろとろ。
仕上げはあん摩でマッサージ。凝っているところを中心にほぐし、肩甲骨から胸を開いて呼吸がしやすいように。うっかりよだれが出そうになるくらい気持ちが良くて「あの……このまま朝まで寝てもいいですか?」と何度もお願いしそうになったのだった。あぁ。至福のひとときでした。
眠りは元気の源
施術した日の夜、交感神経バリバリの名越もストンっと落ち、ぐっすりと深い眠りにつくことができた。よく眠れた翌日はすこぶる心身のコンディションがいい。体が回復すると心にもエネルギーがたっぷりと満ちて、前向きな気持ちが溢れてくる。朝目覚めたときの「あ〜スッキリした」を味わいたい人、睡眠の悩みがある人は、今すぐ二子玉川にレッツゴー。