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初日のカニエ・ウエストに続き、二日目はリアーナがニューヨーク・ファッション・ウイークに登場しニューヨークを盛り上げた。
リアーナがクリエイティブ・ディレクターを務める「フェンティ × プーマ」がメンズとウィメンズのウエアとアクセサリーのコレクションを初披露した。ニューヨーク証券取引所近くの会場には、鏡面の柱と朽ちた木を配したランウエイを用意。フロントローにはナオミ・キャンベルやジェレミー・スコットらの姿も見えた。
ファーストルックは、黒のオーバーサイズフーディーとスポーティーソールのレースアップニーハイブーツ。フーディの袖には、“ファッション”や“コレクション”の文字がのる。キーアイテムは、ファーストルックが象徴するようにオーバーサイズのフーディ、加えてボリューム感たっぷりのボンバージャケットやトラックパンツなど。それらに、大胆にファスナーを走らせたり、レースアップのディテールを加えたりして、自由な着方を提供する“スポンテニアス”なウエアを提案した。足元は、スニーカーディテールのポインテッドトーシューズやプラットホームスニーカー、ボクサーシューズなどを合わせ、モードなスポーツシューズを提案した。ウィメンズでは、体のラインを強調するようにレースアップしたボディーコンシャスなドレスやボディースーツ、極端に丈が短いフーディーなども並び、アメリカンセクシーな要素も盛り込んだ。
インスピレーション源は、日本のストリートカルチャーで、ゴシックの要素やキモノスリーブといった和装のディテール、そして象徴的に“秋の冬”や“冷たいです”、“神風特別突撃隊”といった文字がのせられた。
リアーナは「このコレクションは私のファッション観や私自身を表現するものだけではなく、私が『プーマ』で表現したいことにも迫ったものです」とコメント。ファッション・コンシャスでスタイル・アイコンとしても絶大な人気を誇る彼女が最近愛用する「ヴェトモン」のムードを感じさせたのは、彼女自身が今一番クールだと考えたスタイルが反映されたから。
フィナーレでは、オーバーサイズのフーディーを着たリアーナが笑顔で登場し、会場を沸かせた。
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