ファッション

伊勢丹外商に聞く、新ビジネス「セレモニーのマネジメント」の可能性 若手富裕層披露宴の裏側

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 「WWDJAPAN」が連載している新富裕層の平山美春さんはこのほど、「ニューオータニ トウキョウ(NEW OHTANI TOKYO)」で日本国内での結婚披露宴を開催した。平山さんは2019年にイタリア・コモ湖で挙式したが、日本での披露宴はコロナの影響で延期していた。コモ湖の挙式から日本の披露宴までマネジメントを務めたのは三越伊勢丹新宿本店の吉村朋代・外商部 第二部担当 ストアアテンダント1 マネージャーだ。彼女に、日本で披露宴開催までの道のりや思いについて聞いた。

WWD:イタリアでの結婚式を経て、日本での結婚式もマネジメントを担当した。こだわった点は?

吉村朋代・三越伊勢丹 伊勢丹新宿本店 外商部 第二部担当 ストアアテンダント1 マネージャー(以下、吉村):オートクチュールのドレスが2着から4着に増えたので、それを着用いただく華やかな披露宴に仕上げました。コロナ禍でオーダーした「クリスチャン ディオールオートクチュール(CHRISTIAN DIOR HAUTE COUTURE以下、ディオール)」と「ドルチェ & ガッバーナ(DOLCE & GABBANA以下、D&G)」のドレスに関してはギリギリまで届くのか心配でした。「ディオール」や「D&G」の担当者をはじめ、ヘアメイクなどと連携して、LINEでドレスや着用するジュエリーなどの情報を共有し、披露宴で目指すことを全員が共有できるようにしました。こうすることでチーム意識が高まったと思います。

WWD:マネジメントの内容や当日の役割は?

吉村:引き出物の手配と保管、発送をはじめ、ドレスのフィッティングや配送、披露宴当日の備品の準備、通常は40分かかるお色直しを15分で可能にする段取りなどですね。披露宴は分刻みのスケジュールだったので、各ブランド担当者に協力してもらい、ブランドの垣根を超えて、スムーズにお色直しができるよう一致団結して頑張りました。タイムキーパーのようなこともしましたね。

WWD :今回の披露宴の見どころは?

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