ユニクロは7月21日、ユニクロ浅草店でごみ拾いをスポーツ感覚で楽しむイベント「スポGOMI×UNIQLO」を開催した。近隣の小中学校の夏休み初日と重なったことや、「ユニクロ(UNIQLO)」のグローバルブランドアンバサダーを務める車いすテニスの国枝慎吾選手がゲストだったこともあり、31チーム75人が参加。チームごとに競い合う形で、合計32キロ超のゴミを回収した。
ユニクロは地域コミュニティーへの貢献や環境問題への意識づけとして、昨年から同イベントを実施。今夏は6月から全国11カ所で順次行っている。21日は「ユニクロ浅草店」前の広場に、朝8時に参加者が集合。再生ポリエステルを使用したイベントのロゴ入りTシャツやゴミ袋、トング、軍手などが配られ、ルール説明や国枝選手の開会挨拶の後に、8時半から9時まで店舗周辺の浅草地域を清掃した。
参加者で目立ったのは、小中学生の子どもを連れた家族の姿。なかには4歳児をおぶったお母さんも。「子どもが今日から夏休みなので、宿題の絵日記のネタになればと参加した」「子どもたちが授業でも環境問題やSDGsについて習っているので、今回のゴミ拾いがいい体験になれば」と親たちが話せば、子どもは「授業で発表するときにゴミ拾いのことを話したい」と呼応。中学2年生の男子3人組は横浜から参加した。「学校の授業のボランティアの一環として、何かできることがないかなと探していたときに、ユニクロでゴミ拾いイベントがあるよと聞いて参加した」という。
もちろん、大人だけでの参加者も。同じランニングチームに所属しているという男女3人組は、「最近、海外ではゴミ拾いをしながらランニングをする“プロギング”が広がっている。それで興味がわいた」というのが参加動機。制限時間ギリギリまでゴミを集め、最後は走りながら集合場所に戻ってきたのがきいたのか、同チームは集めたゴミの量で見事2位に入賞していた。20代女性2人組は、「大学で環境関連の講義を取っているので活動に興味がわいた」。そのほか、「浅草という街が大好きでよく来ているので、浅草をきれいにする活動に参加したかった」という女性や、「自分の会社がどんなことをしているのか知りたくて」と話すユニクロの他店に勤める社員も参加していた。皆さんとても熱心!
ユニクロは今後、ユニクロ パーク横浜ベイサイド店(7月24日)、大阪のイオンモール堺鉄砲町店(8月6日)、広島の紙屋町サンモール店(同13日)、香川のゆめタウン高松店(同20日)、福岡のキャナルシティ博多店(同27日)でも同イベントを開催予定で、現在横浜を除いて参加者を募集している。