フランスのサッカーチーム、パリ・サン=ジェルマンFC(PARIS SAINT-GERMAIN FC以下、PSG)の日本ツアーに伴い、ベイクルーズが日本で運営を行うPSGの公式ストアや、「エディフィス(EDIFICE)」各店などで展開するPSGのショップインショップ、ポップアップストアが盛況だ。東京・新宿の「エディフィス」1階に7月7日から26日までオープンしているポップアップショップをはじめ、売上げが20倍といった店もあるほどだ。
ポップアップショップでは、日本企画の新作コレクションのTシャツ、パーカー、キャップ、アクセサリーに加え、PSGとナイキの「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」の協業アイテム、ビンテージシャツのシリーズ、さらには、VERDYやMAKOTO YAMAKIという日本を代表するグラフィックアーティストと協業した商品も販売。VERDYとのコラボアイテムはTシャツ、パーカー、キャップ、バンダナ、アクセサリーなどで、22日に発売する。
その前日となる21日には、ディフェンダーのレジェンドとも呼び声が高いセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)や、ゴールキーパーのケイロル・ナバス(Keylor Navas)、ミッドフィルダーのレアンドロ・パレデス(Leandro Paredes)、ディフェンダーのヌーノ・メンデス(Nuno Mendes)の4選手が新宿の「エディフィス」に来店した。VERDYやスタッフとともに商品を見て歩き、お気に入りの商品をピックアップ。「ヨイショ、ヨイショ、ヨイショ」の掛け声とともに鏡開きを行うとともに、KABUKIMONOによる三味線×ボールパフォーマンスに歓声を上げた。
今回発売される商品の目玉の一つは、2022-23年シーズンの「ジョーダン ブランド」によるアウェーシャツ(アウェーゲーム用ユニホーム)のコレクションだ。VERDYが特別デザインした選手名と背番号が店頭でプリントできる有料サービスを数量限定で提供する。21日には、19日にアウェーシャツを購入した先着50人を新宿の「エディフィス」に招待した。
PSGとベイクルーズの協業は2014年、「エディフィス」の20周年を機に、ベイクルーズのオファーから始まったもの。さらに、PSGからの逆プロポーズにより、18年に世界のサッカークラブで初めて日本で公式ストアを開き、ベイクルーズが運営することになった。日本はアジアで有数のファンを有しており、ベイクルーズがPSGに提案するデザインはファッション色やカルチャー色が強く、PSGがもともと組んでいた「ジョーダン ブランド」のユニホームやアクティブウエアなどとは棲み分けが出来ていることなどが協業の背景にある。
一連の協業について、PSGのファビアン・アレグレ=チーフ・ブランド・オフィサーは、「PSGは18年当時、世界で唯⼀⽇本に店舗を出店したサッカークラブだった。今日、この決断は正しかったものだと感じて、⾮常にうれしく思っている。店舗にはファンが⼤勢集まり、このパリのブランドを愛してくれている。また、⽇本のデザイナーも熱⼼に応援してくれている。今週はさらに新しいサプライズを⽤意しており、公開が待ち遠しい」とコメントした。
PSGは20日に新国立競技場で行われた川崎フロンターレ戦に続き、23日には埼玉スタジアム2002で浦和レッドダイヤモンズと、25日にはパナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪と親善試合を行う。24日には同じくパナソニックスタジアム吹田で公式練習を行う予定だ。なお、今回の日本ツアーに関して、ポスターはNIGOが手がけている。
■パリ・サン=ジェルマン ポップアップストア
開催期間:7⽉7〜26⽇
場所:「エディフィス」新宿1階
住所:東京都新宿区新宿 3-31-9
※他の「エディフィス」店舗などでも開催