ヘアサロン「レコ(LECO)」は5周年を記念して、全方位型音楽フェス「スクランブル」を8月15日に開催する。会場は東京・道玄坂のクラブ「コンタクト」。「コンタクト」はDJとしても活動する内田聡一郎「レコ」代表が何度もパフォーマンスをした思い出深い会場で、今年9月に閉店することから、来春の「レコ」5周年に先立って、イベントを開催することに決めたという。
3つのフロアそれぞれに、ヒップホップ・ラップ、テクノ・ハウス、アニソン・ボカロといったジャンルの異なるアーティストを誘致。「レコ」にゆかりのある出演者たちがそろい、中にはサロンの顧客もいる。内田代表と重水桃夏スタイリストもパフォーマンスをする。そのほか、アートやフードも楽しむことができる。
内田代表は「これほどまでにテイストがごちゃ混ぜな音楽イベントはなかなかない。音楽やカルチャーが好きで、大切にしているスタッフが多く、バラエティーに富んだ内容にできた。僕らが企画するからこそできる面白いアプローチ。純粋に音楽を楽しみたいという方も来てくれるだろうし、このイベントをきっかけにこんな美容室があるんだなと知ってもらえらたら嬉しい」と話す。
本イベントはあくまでも純粋な音楽イベントとして開催する。いち美容室がこういった音楽フェスを主催することはごくまれだ。「今年に入ってヘアショーやセミナーが復活しはじめて、フィジカルの良さを改めて感じている。僕自身ヘアに関わるイベントは誰よりも関わっていると思う反面、美容以外のことに取り組む時間をなかなか取れずにいた。そこでヘアを通じてではなくあえて切り離して、渋谷から面白いことをフィジカルで仕掛けようと試みた。ちょうど5周年を迎えるタイミングなので、まだコロナ禍ではあるが停滞ムードを取り払っていきたい」とコメント。
「美容師は、コロナ禍でもフェイストゥフェイスの仕事であり、気分が上がる、閉塞感を打破するような役割が美容にはあると思っている。僕らが先陣を切って挑戦することで、これからの世の中がまたいいムードになっていくはずだ。美容室発信で何か仕掛けることに対して、現状ではまだ様子を見ている部分も大きいと思う。そうであれば、僕らが率先してやりましょうという気持ち」とイベントへの思いを内田代表は語る。
「音楽に詳しくなくてもいいし、若い子も、音楽のジャンルが決まっちゃっている人も、新しいものに触れるときの高揚感を感じにきてほしい。来る人を全く選ばない、本当に“全方位”で、刺激的で、ある意味で新感覚なイベントなので、ぜひ来てほしい」(内田代表)
ヘアサロン「レコ」は内田代表が2018年に東京・渋谷にオープン。エッジの効いたヘアデザインと30人以上の多彩なスタッフがそろい業界内外から注目を集めている。20年4月には姉妹ブランド「クク(QUQU)」、21年3月には「レコ オーベン(LECO oben)」、22年3月には「レコ オッド(LECO odd)」をオープン。渋谷を拠点にトレンドを発信する。
■開催概要
イベント名:全方位型音楽フェス「スクランブル」
日時:8月15日(月)16:00〜23:00
チケット代:3500円(税込)※美容学生・サロンメンバーは2000円(税込)
場所:コンタクト(東京都渋谷区道玄坂2-10-12 新大宗ビル4号館 B2F)