狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.29。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは「手痩せ」。近頃美容クリニックでは手のエイジングケア治療が人気というが、夏は紫外線や洗いすぎで手の潤いや透明感、艶が失われがちだからこそ、秋に手老けを進ませないためにも今こそしっかり対策を。ふっくらまるくて美味しそうな、クリームパンのような猫の手を目指すためのハンドケアアイテムも併せてご紹介します。
マスクでごまかせない手肌のエイジング治療が急増中
先日、とある美容クリニックで取材をしていたのだが、「近頃、手のエイジングケアの人気が高まっている」という話を聞いた。もちろん、たるみやシミといったお悩みで駆け込む人の方が多いものの、どちらもマスクで隠せるっちゃ隠せる。しかし手は、常時グローブで隠しておかない限りは基本的には剥き出しの状態。顔をマスクで隠そうが、目元やヘアスタイルを盛ってごまかそうが、手が実年齢をバラしてしまう。むしろ、手以外のパーツが完璧であればあるほど、「必死に若作りしてるんだな」と思われてしまうので、美容意識の高い人ほど「なんとかしなければ……」となるのだろう。
年齢をバラしてしまう手とは、どんな状態なのか。脂肪が減って手が痩せ、血管が浮き出た手。指の節々がシワシワな手。シミやくすみのある手……。確かに、乾燥を超えて来るお悩みが出始めたら、自力で手のエイジングを食い止めるのはなかなか難しそうだ。
シミもシワも無縁! 目指すべきは、ふっくらまあるいにゃんこの手
生まれてから死ぬまで、手がずっとかわいい生き物がいる。そう、それは猫。本体がこの世のものとは思えないほどかわいいのに、クリームパンのようなぷっくり丸っこい手だけを集めた、狂気とも言うべき写真集があるほど、猫の手は人を癒やし魅了する(そして狂わせる)。「猫の手といえば肉球」と考えるのは素人。本物の猫変態は猫の甲を愛でるのだ。
モフモフの毛で覆われたすべすべとして柔らかな触り心地、ぷくぷくとしてふくよかな丸み、ほんのり甘く香ばしい匂い。クリームパンには「クリーム」が詰まっているが、猫の手には「かわいい」と「うっとりさせるほどの美」がはちきれんばかりに詰まっている。
年をとろうが痩せようが紫外線を浴びようが、猫の手はずっとかわいい。グローブも加工アプリもヒアルロン酸もいらない。クリームパンみたいな猫の手こそ、エイジレスな手の究極と言えるのではないか。
ふわふわまあるい クリームパンの手をかなえるスペシャルハンドケア
手のエイジングが深刻なら、シミをとるピコレーザーやふっくら感を取り戻すRF、ヒアルロン酸注入など美容皮膚科での治療がおすすめだが、ホームケアでクリームパンのようなふっくらかわいらしい手を目指すならこちらの3品をチェック。
手肌のシミやくすみ、シワっぽさが気になり始めた手には、紫外線から手肌を守りながら、シワ改善もブライトニングケアも同時にかなえる、“ナリス化粧品”のハイスペックなハンドクリームがおすすめ。手肌をヴェールのように覆いながら10種の美容成分を届け、ふっくらみずみずしい透明感のある手肌を叶える。
手肌を潤しながら、手軽にCBDを取り入れることができるハンドクリーム。みずみずしいテクスチャーでクイックに馴染みながら、カサつく手肌を深い潤いと明るさでラッピング。縦筋の入った、老化サインが現れた爪のケアにもGOOD!シャンプーやドライヤーで手を酷使する美容師のために作られたものだから、水仕事や洗いすぎによる手荒れに悩む人にもおすすめ。
潤いもハリも透明感も、一気に底上げしたいときはグローブ型のハンドパックで集中ケアを。ウチワサボテンエキスや加水分解アカシアマクロスタチア種子エキス、水溶性コラーゲンなどのぜいたくな潤いを角層の隅々まで集中チャージ。乾燥でくすみやシワっぽさが気になる手肌も、ぷるんとみずみずしく。
猫はグルーミングをよくする生き物だが、体毛だけでなく、手や肉球も丁寧に舐めてお手入れしている。それもきっと、猫の手の美の秘訣。ザリザリの舌の代わりとなるハンドスクラブもプラスして、もっともっとふっくら柔らかなクリームパンの手を目指そう。