ファッション

伊勢丹が若手ブランドを支援 「リ・スタイル」で展示やイベントをプロデュース

 伊勢丹新宿本店は、本館3階の自主編集売り場「リ・スタイル」で若手ブランドの支援を目的とした新たな取り組みを開始する。バイヤーが発掘した卒業直後の若手ブランドを対象に、商品展示やイベント企画のプロデュースを行う。第1弾は、大阪文化服装学院卒業生が立ち上げたデザイナーデュオ「ドゥッカ ヴィヴィッド(DOKKA VIVID)」のファーストコレクションを、8月3日に開始したキュレーションイベント「東方趣味」の会期に合わせて展示販売する。

 同ブランドは、菅内のど佳と夏明豊が大阪文化服装学院在学中に立ち上げたブランド。「着る人の人生にスパイスを加えること」をクリエイションの軸とし、鮮やかな色や柄の生地を巧みに用いたオリエンタルな世界観を表現する。バンタンとパルコが主催する若手デザイナーを対象にしたコンテスト「アジアファッションコレクション(ASIA FASHION COLLECTTION、以下AFC)」第9回では、古着をアップサイクルした作品を発表しグランプリを受賞した。「リ・スタイル」では、AFCで発表したコレクションを販売ラインに落とし込んだアイテムを販売する(Tシャツ1万円〜、ワンピース5万円〜)。

 「リ・スタイル」の神谷将太バイヤーは、「若手デザイナーにとって、百貨店は遠い存在のように感じるかもしれないが、特に『リ・スタイル』のお客さまはフレッシュな感性を求めているし、ブランドのストーリーを楽しみたい人が多い。自分も今回『ドゥッカ』の熱い思いに共感した。一緒に未来を語れる若手デザイナーと共に、トライアンドエラーをしながらクリエーションを広げる手伝いを継続的にしていきたい」と話した。

■「東方趣味 -Oriental Collection-」
日程:8月3日〜16日
場所:伊勢丹新宿本店3階 リ・スタイル
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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