スノーピークは、東京駅前の商業施設「キッテ(KITTE)」に構えていた直営店「スノーピーク 丸の内(Snow Peak Marunouchi)」を「スノーピーク ランドステーション東京(Snow Peak LAND STATION TOKYO)」としてリニューアルオープンした。店舗面積を従来よりも約3倍となる487平方メートルに増床し、同社のギアやアパレルに加えて、地方からセレクトした食品や工芸品まで幅広いアイテムを扱う。カフェスペースも併設し、素材にこだわったオリジナルメニューを提供するほか、キャンプフィールドの予約といったアクティビティーの窓口機能も備える。
「ランドステーション」は、地方の産業や文化とユーザーをつなげることを目指した業態で、これまでに長野・白馬や京都・嵐山、東京・原宿に出店してきた。4店舗目となる同店のテーマは“野遊びの始発点”。キャンプに興味のあるユーザーはもちろん、アパレルやフード、地方産業など、複数の角度から野遊びの価値を伝える。
物販では、ブランド定番の焚き火台やテーブル、カセットコンロ、ライトなどのギアを用意する。ゆったりとした空間を生かしたテントの展示販売も行う。アパレルは通常ラインに加えて、インドのシルクや泥染めなど、素材と加工にこだわった「ヤマイ(YAMAI)」と、日本の伝統的な作業着をベースに地場の作り手と協業するライン“ローカルウェア(LOCAL WEAR)”も扱う。
野遊びの窓口として、全国のキャンプフィールドを4カ月前から予約できる専用タブレットを設置する。通常予約は3カ月前からのため、店舗では先行してプランが立てられる。店舗スタッフはユーザーの興味・関心からおすすめスポットをアドバイスするほか、プランに応じた商品提案も行う。さらに、東京駅を出発点としたバスツアーも不定期で企画し、ツアー告知や説明、参加受付も行う予定だ。
カフェスペースでは、北海道産の経産牛やエゾシカを使った3種のカレー(1280〜1480円税込、以下同)と、白馬で作られたソーセージを用いたホットドッグ(800円)を提供する。出張者やビジネスマンが多い立地のため、平日は窓側の席をコワーキングスペースとして活用。事前の会員登録などは不要で、90分1500円、120分1800円で利用できる。