ファッション

ゴールドウイン4~6月期は過去最高売り上げ 原価上昇の影響は最小限

 ゴールドウインの2022年4~6月期連結業績は、売上高が前年同期比23.5%増の210億円で過去最高を記録した。緊急事態宣言などの発令がなく、外出機会が増加したことで、個人消費の持ち直しが顕著だった。「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」をはじめとするアウトドアカテゴリーで登山とランニングの高機能ウエアがよく動いた。またキッズやウィメンズのライフスタイルウエアと、キャンプ関連の商品も堅調に推移した。

 営業利益も同99.6%増の22億円で過去最高だった。主力素材を長期契約で確保することで、原材料高騰に伴う影響を最小限にとどめた。また3月末から約2カ月続いた中国・上海のロックダウンを受けて世界的な物流コストの上昇も見られたが、春夏商材の多くをロックダウン前に国内に入荷していたことで、影響は限定的となった。

 経常利益は同98.5%増の33億円、純利益は同110.8%増の26億円だった。韓国の持分法適用関連会社の業績好調が主因だ。

 同期の好調を受けて、2022年4~9月期の業績予想を上方修正する。売上高は444億円、(修正前は424億円)、営業利益は39億円(同30億円)、経常利益は59億円(同38億円)、純利益は41億円(同26億円)とする。なお、原材料高騰や物流コスト上昇の影響に加えて、新型コロナウイルスの“第7波”による感染者数拡大など予断を許さない状況を踏まえて、通期予想は据え置く。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。