エアークローゼット(AIRCLOSET)はオフィススタイルに定評のある月額制レンタルサービスだ。会員それぞれの希望や好みを考慮しつつ、スタイリストが毎月数点のアイテムを発送。一定期間着用して返却できるが、購入もできる。そんなエアークローゼットで奏功した取り組みとは?レンタルサブスクとしてのサービスも拡充してきている。同社の天沼聰社長兼CEOと月原優子執行役員パーソナルスタイリンググループ長に聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2022年8月29日号付録ビジネスリポートの先行公開です)
WWD:2022年上半期を振り返ると?
天沼:新型コロナ感染者数増加のタイミングでは有料会員へのコンバージョンが鈍化するが、今年に入ってからは回復基調。春も私たちが予想していた水準で成長しており、おおむね良好な動きだった。
WWD:ブランド指定オプションの反響は?
天沼:4ブランドからスタートして、9ブランドに増え、現在11ブランドと徐々に増やしている。ブランドのファンよりも、「着てみたい」とか「そのブランドの洋服を買ったことがあまりない」という人が、オプションを利用している。ブランドからは、ファンづくりのためのプロモーションに有効と見られている。予測とコントロールのハードルが高いが、データを活用しながら、今後も広げていきたい。また、ブランドの価格帯に応じて、オプション料金を変えているので、これまでとは違う帯域のブランドを扱えるようになった。
WWD:サステナビリティにも積極的だ。
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