ブランドに“余白”を持たせ、柔軟性のあるモノづくりを
今回お話を伺ったのは、創業40年以上の歴史を持つプリーツ加工一筋のメーカー、オザキプリーツです。福岡市に拠点を構える同社は「提案型のオザキ」ともいわれ、これまで国内外の大手アパレルメーカーに対してさまざまな角度から企画提案し、プリーツに関わるアイテムの製造に携わってきました。プリーツ加工にこだわり続け、「マックス プリーツ」「プリ オリオレ」などの特許技術も開発したオザキプリーツには、某大手アパレルメーカーも一目置くほどです。アパレルメーカーやデザイナーのニーズに応える形でプリーツ加工アイテムを提供してきた同社が、新しいモノづくりの形に挑戦し、Makuakeを活用した新商品の開発・販売に挑んでいます。プリーツ加工技術をデニムに応用した「デニムワイドパンツ」に始まり「ウェーブデニム」「見返りプリーツデニムシャツ」「プリーツリンクルシャツ」と、4つのプロジェクトを実施しています。いずれも成功をおさめ、合計1000万円以上の応援購入を集めています。
創業から40年以上、プリーツに こだわり続けたメーカーの矜恃
近年プリーツはトレンドとして注目を集め、街中でスカートやシャツなどプリーツを見かける機会も多いですが、その歴史はかなり古く、紀元前3000年ごろの古代エジプト時代からあったともいわれます。オザキプリーツの社是には「プリーツは古代からの贈りもの」といった言葉が記されています。
そんな歴史あるプリーツの加工メーカーとして、オザキプリーツが立ち上がったのは1979年。かつてはウール生地が主流だったこともあり、プリーツを作るにはアイロンで1ヒダずつ作る必要がありましたが、熱を加えると形状記憶する素材のポリエステルが出てきてからは、プリーツ加工のブームが到来。その流れに乗る形で、現社長の尾﨑義行さんがオザキプリーツを立ち上げました。
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