カネボウ化粧品は9月10日、カウンセリングブランド「トワニー(TWANY)」から、塗膜収縮によって肌を引っ張り、ほうれい線を目立ちにくくする下地“ドラマティックメモリー”(税込8800円)を化粧品専門店やGMSで発売する。
同社は、主要顧客層である40〜60代に肌悩みのアンケート調査を実施したところ、「ほうれい線が目立つ」という回答が80%以上占めていたことに着目。また、マスク生活が定着し、マスクを外した際に口元を見せることにも抵抗があるという意見も多かった。そこで、ほうれい線をさまざまな角度から調査・研究を実施。シワの深さが同程度であっても、その外側にある頬のふくらみが大きいほど、ほうれい線が目立つことが分かった。ほうれい線の見え方は「小鼻と口角を結ぶシワと、頬のふくらみの2要因による影の影響が大きい」と捉え、世界初(先行技術調査及びミンテル社データベース内2022年2月花王調べ)の成分によるアプローチで、塗膜を収縮させることで肌を物理的に引っ張り、シワと頬のふくらみの2要因からなる影を減らしほうれい線を目立ちにくくする“ドラマティックメモリー”を開発した。
同製品は、特殊なポリマーと油剤を組み合わせた世界初の塗膜収縮成分成分を採用。ほうれい線部分に塗布すると、液が乾燥するにつれ塗膜が収縮して肌を引っ張り、頬のふくらみ感が抑え込まれるとともにシワが目立ちにくくなる。使用順は、化粧水と化粧下地を使用した後、同製品をほうれい線に沿って線を引くように塗布する。その後、パウダーファンデーションでベースメイクを仕上げるのがおすすめだ。
店頭では使用方法・使用上の留意点の説明を丁寧に行なうなど、きめ細かなカウンセリングを実施。さらに7月にはブランドサイト内に、ほうれい線の見え方のタイプに合わせて、“ドラマティックメモリー”をはじめとするメイク方法を紹介する「ほうれい線AIFINDER」を導入。事前にほうれい線の見え方タイプを確認することで店頭でのスムーズな接客につなげている。
「トワニー」は1996年に誕生。同社が国内を中心に注力する8つのブランド「R8」に属す。現在は化粧品専門店約2400店舗を展開し、21年度の売上高は前年比12%増と好調に推移する。今年は“ドラマティックメモリー”を成長ドライバーとして位置づけ、25年度の売上高は21年比で1.3倍を目指す。