トレンドに敏感なファッションブランドからストリート、古着まで幅広くそろえ、若い層の支持を集めるのがルミネエスト新宿だ。近年は「エピヌ」「トリート ユアセルフ」「メルトザレディ」など、人気のD2Cブランドの店舗導入が集客やフロアの活性化につながっている。ルミネの岩田明彦常務取締役ルミネエスト店長に上半期の商況を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2022年8月29日号付録ビジネスリポートの先行公開です)
WWD:2022年上半期を振り返ると?
岩田:6カ月累計で21年度対比39.9%増、20年度対比で49.7%増、19年度対比で27.8%減だった。一番伸長したのは婦人用品とメンズ・ウィメンズ複合で、いわゆるファッション分野。フロアでは3階が特に伸長した。ずっと不調だったB2階のほか、B1、4階も伸長した。館のピークである18年度と比べると、やはり1月、2月は30%以上減だったが、3月で30%減を切るようになり、4、5、6月は20%減を切ったこともあり、回復基調と捉えている。特に土日はピークに近いくらい戻って来ており、4月からは土日のオープンを30分早めて10時半にした。平日の売り上げ目標がなかなかクリアできないのと、インバウンド売り上げの大幅減をカバーできていないという状況だ。しかし、月2億円だったかつての売り上げの10分の1程度ではあるが、B1階には少しインバウンドが戻ってきている。
WWD:特に好調なショップは?
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