松屋銀座本店は8月17日、化粧品売り場のカラーメイクゾーンを増床リニューアルした。「RMK」「スック(SUQQU)」「シュウウエムラ(SHUUEMURA)」を新たに導入し、「アンプリチュード(AMPLITUDE)」「M・A・C」を移設した。正面口に面したプロモーションスペースはスタート時「ジルスチュアート(JILLSTUART)」(8月22日に移設)を並べ、今後は週間毎にブランドを変えて紹介する。8月5日にはいち早くフレグランスゾーンに「ディプティック(DIPTYQUE)」がオープン。2つのゾーンを設け、化粧品売り場は約20%拡張し、全43ブランドを集積する。20〜30代の若い世代を取り込み、下期(9月〜23年2月)の化粧品売り場の売上高は前年同期比15%増を目指す。
今回のカラーメイクゾーンの改装は、「販売チャネルや顧客のニーズが多様化している中で、Z世代の獲得、ジェンダーレスに対応、体験価値の向上、インバウンドに支持される日本ブランドの集積、を狙い実施した」と三原薫子松屋本店婦人一課バイヤーと語る。リアル店舗ならではの接客体験の向上を目的に、Z世代16人のメンバーにしたコスメサークルもスタート。イベントや新製品の発売のタイミングで来店してもらい、接客を体験してもらいアンケートに回答したり、SNSで情報発信をしたりする。また、専用のLINE(ラインワークス)に登録してもらい、相互に情報交換も実施する。活動期間は11月30日まで。
フレグランスゾーンは8月29日に「ノーズショップ(NOSE SHOP)」、8月31日に「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」がオープンする。5日に先行してオープンした「ディプティック」は、「10代カップルなど既存の顧客外の若い層が来店し、3日間の売上高は想定の70%増と好調な滑り出しをきった」という。
スキンケアでは8月12日に「エムティーメタトロン(MT METATRON)」が新規オープンしたほか、「イソップ(AESOP)」「シスレー(SISLEY)」「ジルスチュアート(JILLSTUART)」「オブ・コスメティックス(OF COSMETICS)」が移設した。