資生堂は、50代以上の大人女性向けブランド「プリオール(PRIOR)」のブランドメッセージを刷新する。これまでの「大人の七難」から、「大人の七難 ピースでいこう」に変え、ブランドミューズも変更。20年から起用する女優の常盤貴子は継続し、新たに風吹ジュンが加わる。テレビCMのナレーションは俳優の八嶋智人が担当し、風吹と常盤が登場する新CMを8月21日から放映する。また、新生「プリオール」を象徴するシワ改善と美白効果が期待できるオールインワン“薬用 リンクル美コルセットゲル”(90g、税込7480円)も同日に発売する。
「プリオール」は大人ならではの悩みを研究し、楽に美しくなれる製品をそろえるブランドとして2015年に誕生し大人世代に支持されている。毎年大人女性1万人にアンケート調査するほか、300人と対面調査をする中で、コロナ下でも「人生を楽しみたい」と思う人が58%いる一方、「前向きになれない」という回答する人が40%いた。「大人の七難」を超える先に、大人女性に応える7つの上向きなキーワード(つやっと輝く、笑顔、チャレンジ、美ラク、もっと、わいわい、満たされる)があることを見い出し、「大人世才の気持ちに寄り添うブランドとして新たなブランドメッセージを制定した。『プリオール』の第2章が始まる」と畠山真紀資生堂ジャパン「プリオール」ブランドマネージャーと語った。
これに伴い、ブランド誕生時から務めていたミューズの宮本信子、原田美枝子を変更。常盤と風吹が「大人の七難」の先にあるピースな気持ち(満たされた幸福感や楽しさ、前向きなど)を表現する。常盤は「宮本さん、原田さんに本気で笑うことを学んだ。2人の思いを受け継ぎながら、風吹さんと一緒に幸せをもたらす笑顔を届けたい」と意気込みを語った。風吹は「新たに肌と体にアプローチする“ピース体操”を提案するが、それを行いながら肌も心もピーンと伸ばして『プリオール』な毎日を過ごしてほしい」とコメントした。八嶋は「ピース体操を毎日の習慣にすると背筋がピーンとなって呼吸もしやすくなり頭も冴えてくる。元気がないときでも前向きになれる。そのときに『プリオール』の製品を使い僕も思い出して」と語り常盤と風吹の笑顔を引き出した。
また新「プリオール」と資生堂創業150周年を記念した“薬用 リンクル美コルセットゲル”を発売する。ブランド調査によると50〜60代の2人に1人がスキンケアで改善したい肌悩みにシワを挙げていること、コロナ下で人と話す機会が減り、「口元や表情が動かしにくくなった」「顔がこわばったりしているように感じる」という大人女性が増えたことから、それらに応える製品を開発した。シワ改善と美白有効成分のビタミンPP(ナイアシンアミド)を配合。保湿効果を高めるゴールデンネクターEXも加え、塗ったそばから肌がピーンとはったような肌実感をかなえる。