「アー・ペー・セー(A.P.C.)」は8月26日、残布を再利用した新作の“キルト ダイニング”コレクションを日本限定で発売する。アウトドアで楽しめるラグ5型、クッション10型からなり、価格は3万1900〜11万円(税込)。
ジャマイカ出身のデザイナーでパッチワークに造詣の深いジェシカ・オグデン(Jessica Ogden)とコラボしたもので、オグデンは「無駄なものは何もない。全て、姿を変えられる」と話す。「アー・ペー・セー」の残布をフリース生地に縫い付けて作っており、さまざまなパターンや色の組み合わせがあり、一方で一つとして同じものがない。
「アー・ペー・セー」の創業者であるジャン・トゥイトゥ(Jean Touitou)の母オデット・トゥイトゥ(Odette Touitou)は、アーミッシュ(米国に入植した18世紀当時の、電気や車のない生活を送るドイツ系移民)のモノ作りに影響を受け、パッチワークを作成。米国で“クラフトカルチャーの女王”と呼ばれるソフィー・キャンベル(Sophie Campbell)に師事し、1977年には「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン(現インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ)」で表彰されるほどに。それから数十年後、息子のジャンがキルトに携わるのは必然だったとも言える。