登山やキャンプをする人にはシュラフ(寝袋)でお馴染みの国産ダウンアイテムブランド「ナンガ(NANGA)」は9月10日、東京・原宿の明治通り沿いに旗艦店をオープンする。店内には、ダウンの暖かさを実感できるよう“巨大冷凍庫”も設置。原宿店限定商品や、ファッションブランド「シンゾーン(SHINZONE)」とのコラボ企画のウエアなどもそろえる。
新店は1フロア、面積約217平方メートル。気温0度以下に設定したコンテナ内でシュラフやダウンジャケットの保温性を試すことができるほか、店内に並べたベッドでも羽毛布団やシュラフの寝心地を体感できる。シュラフは国内厳冬期用のハイエンドモデルが税込8万2500円、屋内用羽毛布団はシングルサイズ8万2500円。
近年力を入れているアパレル製品や雑貨も豊富にそろえる。直営店限定の新難燃素材“タキビ リップストップ”を使い、ダウンベスト(メンズ2万7500円)やダウンジャケット(同3万3000円)を企画。また、コラボ商品として「シンゾーン」と組んで難燃素材“タキビ”のダウンパーカ(6万3800円)やパンツ(2万900円)、「ブリーフィング(BRIEFING)」と組んで“タキビ”のトートバッグ(3万3000円)やPCケース(1万8700円)なども製作した。
「ナンガ」を手がけるナンガは滋賀県米原市のダウンメーカー。1941年創業で、祖業は近江真綿布団の縫製業。大手アウトドアブブランドのOEM(相手先ブランドによる生産)としてシュラフ製造を手掛けていたが、ファクトリー発の自社ブランドとして「ナンガ」をスタート。現在は国内セレクトショップのオリジナルブランドのダウンウエア製造なども手がける。現在、東京・目黒や大阪・南堀江などにもフランチャイズを含めショップを持っている。