ジュエリーブランド「アーカー(AHKAH)」のケイティ・ヒリヤー(Katie Hillier)=クリエイティブ・ディレクターが手掛けた“アーカー シグネチャー(AHKAH signature)” がセカンドシーズンを迎える。現職就任後、初めて来日を果たした彼女に、コレクションに込めた思いを聞いた。さらに、モダンにアップデートされたブランドの魅力や、自分らしいジュエリーの楽しみ方を、人気スタイリストの辻直子と濱本愛弓がリコメンド。進化する「アーカー」の世界観を、動画と合わせて紹介する。
想像力の源は日常にある
ヒリヤーが打ち出す
デザイン哲学とは?
繊細な感性と、モダンかつウイットに富んだセンスが融合した新生「アーカー」。そのクリエイションの鍵を握るのは、数々のブランドでアイコニックな商品を世に送り出してきた英国人デザイナー、ケイティ・ヒリヤーの存在だ。このたび、来日したヒリヤーに、村上要「WWDJAPAN」編集長がインタビューを実施。“finding beauty”をテーマにした“アーカー シグネチャー”についてヒリヤーは、「私はどちらかというと、光や花、植物など、自然や日常の中で見るものからアイデアを得ます。そういったものを、ゴールドやダイヤモンドで表現したらどうなるだろうと想像しながら設計していきます」と自身のデザインフィロソフィーについてコメント。
ほかにも、ブランドの魅力や、今季のアイコン“シャンデリア”の着想を得たエピソード、クリエイションへのこだわりなど、進化し続ける「アーカー」の現在を動画で語ってくれた。彼女の強みである、グローバルなビジネス視点の話にも注目だ。
人気スタイリスト2人が語る
「アーカー」の魅力と
ジュエリーを楽しむ秘訣
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「アーカー」のクリエイションについて、ブランドを長年見てきた人気スタイリストの辻直子と濱本愛弓が、その魅力について語ってくれた。
ヒリヤーが手掛ける“アーカー シグネチャー”から、連なるダイヤモンドの揺らめきが美しい“シャンデリア(chandelier)”シリーズをセレクトした辻直子。「『アーカー』は変化しつつも、根底には常に一貫性を持ち、多くの女性が欲しくなるものを提案し続けてきました。ケイティのクリエイションは、そんなブランドの軸を守りながらも、現代女性が今何を求めているのかを提案している」と語る。“アーカー シグネチャー“の今季のアイコン“シャンデリア”については、「モダンで意外性のあるダイヤモンドの使い方は、彼女だからこそできる発想。でも、着けるとなじむバランスの良さが魅力」とコメント。動画では、ほかにも大人の女性にふさわしいジュエリーコーディネートのポイントなども伝授してくれた。
エッジの効いたモードなスタイリングで、自身の着こなしにも注目が集まる濱本愛弓。「繊細なデザインの『アーカー』は、デイリーにまとえて、レイヤードスタイルにもなじんでくれるジュエリー。普段から華奢なリングをたくさん重ね付けするのですが、“ルーシュ(ruche)”のリングはそんなスタイリングにもなじんでくれる。六角形のシルエットも新鮮」と、お気に入りについて語った。そして、「ケイティのデザインは、繊細さの中にほどよいエッジを感じます。彼女自身もパワフルな方なので、それをデザインにどう生かしてくれるのか、今後も楽しみです」と、期待を寄せた。
“アーカー シグネチャー“の
アイコニックな5シリーズ
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新生「アーカー」の魅力
インタビューとスタイリストの
コメント全編はこちら!
TEXT : MEGUMI OTAKE
HAIR & MAKEUP : YUKO MIZUNO(KATIE HILLIER)
MAKEUP : AIKO ONO(NAOKO TSUJI)
HAIR & MAKEUP : HITOMI MATSUNO(AYUMI HAMAMOTO)