1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は“お湯のない温泉”ともいわれる溶岩ヨガを紹介する。
体のメンテナンスとダイエットで始めたヨガもかれこれ16年目。その間、さまざまなヨガを試し、体感・結果ともに一番しっくりくるものを探してきた。そんな名越にバチンとハマったのが「溶岩ヨガ」である。体の芯から温まる、凝り固まっている体がほぐれる、そして何より滝のような汗が吹き出し、最高の爽快感!運動とリラックスの両方がかなう溶岩ヨガ。今回は名越おすすめのスタジオをご紹介しよう。
自分に全集中できる時間
やってきたのは代々木上原駅から徒歩すぐのところにある「ホットスタジオ サンクチュアリ(HOT STUDIO SANCTUARY)」。「ワンランク上の上質な空間」をコンセプトに、落ち着いてリラックスできる雰囲気を大切にしているスタジオだ。時間を忘れ、自分自身に集中してほしいという思いから、目に見えるところに時計などの数字をいれないようにしているそう。常に時間に追われている現代人にとって、これ、意外と大事。スタジオにいる時間は自分に全集中する大切なひととき。では早速、スタジオマネージャーの間宮愛さんと共にレッツヨガ!
こんなにすごい!遠赤外線
“お湯のない温泉”ともいわれる溶岩ヨガ。温度およそ38度、湿度およそ70%に保たれたスタジオは、そこにいるだけでじんわり汗がにじんでくる温かさ。溶岩石からの遠赤外線のみで温められているので、乾燥したり息苦しさを感じたりすることがなく、体への負担がかからないのがうれしい。空気も柔らかくて居心地よし。ヨガが始まる前には寝そべって溶岩浴もできる。巡りを良くしてから体を動かすと、いつもよりパフォーマンスUP。ここに来るだけで一石二鳥どころかそれ以上なのだ。
溶岩ヨガの魅力はまだまだある。温められた溶岩プレートからは、大量のミネラルやマイナスイオンが放出。ミネラル成分の一つであるバナジウムには、血圧や血糖値、コレステロール値を低下させる作用があって、生活習慣病の改善に期待ができそうだ。そして特筆すべきなのは、汗の質。体中からだくだくと溢れる汗が、とってもサラサラしている。これは長時間運動しないと出てこない皮脂腺からの汗で、体内の老廃物や酸化した古い脂、化学物質などを排出してくれるというありがたいもの。え、これ、最高の空間じゃないか。恐るべし、遠赤外線。
3カ月に1回ブラッシュアップされるプログラム。100ほどあるメニューの中から、季節や利用者の声に合わせて組み替えているという。夏は脚、お尻、二の腕とピンポイントで鍛えられるメニューが豊富。名越は〝美尻″を選択。産後、くったくたに垂れたお尻を上向きにさせるべく、ファイッ(燃)!
私をまるごとデトックス
もはや自分自身が絞れるんじゃないか、というレベルで大量の汗が噴出。驚きなのは足の甲まで汗をかいていること。「え?ここ、汗腺ありました?」と思わず自分の体に聞いてしまう。体中の余分なものが一気に流れ出ていくような感覚は癖になるほど気持ちがいい。つま先から頭のてっぺんまで超絶リフレッシュ!この爽快感、ぜひ味わってみてほしい。