ファッション

サッカー日本代表の新ユニホームは“ORIGAMI”がコンセプト カタールW杯でも着用

 アディダス ジャパンと日本サッカー協会は8月29日、サッカー日本代表の新ユニホームを正式発表した。9月24日に行われる“サムライブルー”(男子代表)のアメリカ戦で初披露し、11月に開催を迎える2022年FIFAワールドカップ・カタール大会でも着用される。

 日本代表のユニホームは、1999年にアディダス(ADIDAS)と日本サッカー協会がオフィシャルサプライヤー契約を締結して以降、定期的に刷新されるのが通例で、今回が約3年ぶり13作目となる。

 今作のコンセプトは“ORIGAMI(折り紙)”。これは、開催地・カタールが1993年の“ドーハの悲劇”を経験した国であると同時に、2011年にアジア王者となった場所でもあり、この“山あり、谷あり”の経験から“山折り、谷折り”で作る折り鶴にヒントを得た。ホームユニホームは、ジャパンブルーを基調にホワイトの折り鶴のグラフィックを大胆に落とし込み、スマートフォンなどの小さい画面での視聴を考慮し、背番号やネームには視認性が高いイエローを採用。また、2011年のアジア王者の際に着用していたユニホームに着想した赤いパネルを内襟に配したほか、これまで左胸にデザインされていた日本国旗は、“国を背負う”と“サポーターの声援が背中を押す”というメッセージを込めて背面にあしらった。

 一方アウェイユニホームは、ホワイトとブラックのモノクロカラーで、ショーツにブラックが採用されるのは史上初めて。肩部と袖部分には、折り跡をイメージしたグラフィックをアナグリフの技法でプリントしている。なお、両ユニホームともアディダス最高峰の冷却機能“ヒート レディ(HEAT. RDY)”を用いながら、40%以上のリサイクル素材を使用して製造されている。

 コナミクリエイティブセンター銀座で行われた記者発表会には、スペインのレアル・ソシエダに所属する日本代表・久保建英選手が生中継でオンライン登壇。新ユニホームのデザインについて、「現行モデルとは違った斬新なデザインで、良い意味で驚いた。パッと見で派手なので、記憶にも残りやすいと思う」とコメントした。

 また、マンガとゲームと連動した新しい取り組みも発表された。マンガは、金城宗幸とノ村優介による「ブルーロック」と、ツジトモによる「ジャイアントキリング(GIANT KILLING)」という2作の人気サッカーマンガとコラボレーションし、実際の選手たちとマンガのキャラクターが共存するキービジュアルを制作。ゲームは、コナミ(KONAMI)が展開する「eフットボール™(eFootball™、旧ウイニングイレブン)」と提携し、ピッチ上でのお披露目に先駆け、本日から新ユニホームを着用した選手をプレイすることができる。

 すでにアディダス ジャパンの公式オンラインストアでは販売されており、オーセンティックユニホームが税込1万7600円、レプリカユニホームが同1万1000円だ。

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