瀬戸内海・直島のグランピング型リゾート施設「SANA MANE」が、隈研吾建築都市設計事務所・隈太一が設計を担当、サウナー専門ブランドを手がけるTTNEが監修する、サウナ施設「SAZAE」を建設中だ。宿泊者だけが利用できる完全貸切サウナとして10月上旬にオープン、9月末から予約受付を開始予定。プランや料金、収容人数などの詳細は後日発表するという。
同施設では約3年前にテントサウナを設置し、運営してきたものの、利用客からの反響が大きかったことから今回の建設に至ったという。建設中の「SAZAE」は、その名の通り巻き貝をイメージするフォルムが特徴で、存在感がありながらも風景に溶け込むデザインを目指した。
曲線と曲面で構成された内部は、空から差し込む光と足元の間接照明のみの採光で、季節や時間帯で変化する自然の光を楽しむことができる。オリジナルの吸排気システムを導入したほか、座面は体にフィットするよう曲線で構成され、素肌で触れても不快感のない木肌を取り入れた。水風呂は、大人が大の字で寝転がって浸かれる広さで、空を見上げて外気を味わうことができる。