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中野製薬が主力ヘアワックスブランドを16年ぶりに全面リニューアル

 理美容向けプロフェッショナルメーカーの中野製薬は、一般流通向けヘアスタイリングブランド「ナカノ スタイリング タント(NAKANO STYLYNG TANTO)」を16年ぶりに全面リニューアルし、全国のロフトで発売した。価格は税込1320〜1980円(編集部調べ)。

 新コンセプトは“Careless Styling”。失敗を恐れずに自分にあった使い方で理想のスタイルを作ることができるように全アイテムで“使いやすさ”を追求。求められるスタイリング料の多様化に伴い、ワックス、ジェル、グリースに加えて、エアライトワックス、クレイワックス、オイルを追加し、ラインアップを拡充する。

 「ナカノ スタイリング タント」は主に20代後半〜30代に支持されているが、刷新によってさらにZ世代の取り込みも狙う。学校校則の見直しや、リモートワークや在宅勤務増加によるオフィスカジュアルの加速、若年層を中心に性別にとらわれない自分らしさの表現といった環境の変化に対応する。

 新作のエアライトワックスには新たに開発した“ナカノ エアライト処方”を採用する。1996年に独自開発した技術“ナカノ ファイバー”からさらに研究を重ね、細かい毛束を軽い仕上がりのまま、簡単にスタイルを維持することが可能になった。

 そのほか、マットな質感で自由な動きとボリューム感を演出する“ナカノ スタイリング タント クレイ”や、さらっと軽い仕上がりで手ぐしで簡単に毛流れと自然な艶を表現する“同 オイル”などがそろう。なお、各アイテムのセット力を番号で表記しており、数字が大きいほどセット力が強くなる。

 第1世代の“ナカノ スタイリング ワックス”は1996年に誕生。数あるスタイリング料の中で、毛束感を作りやすく、動きやボリュームを簡単にできる使い勝手の良いワックスは当時は目新しかった。「糸をひく」剤形が特徴的な独自のナカノファイバー処方を採用し、伸びの良さと、高い密着力で、スタイリングの簡単さと崩れにくさをかなえた。2002年には「もっとハードに固めたい」というユーザーの声に応えてラインアップを拡張し、その後06年にパッケージや香りをアップデートした「ナカノ スタイリング タント ワックス」を発売。17年にはサロン流通から一般向け流通に切り替え、より多くの生活者が手に取りやすい環境を整えた。初代“ナカノ スタイリング ワックス”発売から約26年たった今も15秒に1つ売れ続けており、累計総出荷個数は5000万本を突破した(96年1月〜22年6月ファイバーワックス出荷データより)。

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