杉野服飾大学は2023年4月、服飾学部に新学科「服飾文化学科」を設ける。入学定員は40人。新学科は、「服飾文化の継承と発展のための教育」を目的とし、具体的には「文化財としての歴史衣装・民族衣装の保存修復に関する教育研究と、服飾文化が内包する重要課題である持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む実技や理論に関する教育研究を行う」という。
新学科の卒業後の進路としては、服飾関連企業の企画・製造・販売およびサステナビリティ分野のスタッフや、博物館・資料館の学芸員および文化活動スタッフ、地域活性化に取り組む企業・団体のスタッフなどを想定している。
同大学服飾学部には現在、デザイナーやパタンナーの養成を目的とする造形系コース、ビジネスマネジメントの専門職業人などを養成するビジネス系コースからなる服飾学科と、舞台芸術やエンターテインメントなど多様な服飾表現に関わる専門職業人養成を目指す服飾表現学科がある。服飾表現学科は18年に新設した。