ニューヨーク発の「ピーター ドゥ(PETER DO)」は13日、2023年春夏コレクションのショーを開催した。同ブランドは18年の立ち上げ以来、ウィメンズに注力してきたが、今回初めてメンズウエアを披露。そのファーストルックを、韓国の大手芸能事務所SMエンターテインメント所属のK-POPグループNCT DREAM(エヌシーティードリーム)のメンバー、ジェノ(JENO)が着用した。
ジェノは、背中がカットアウトされたシルクの黒いタキシードジャケットに、サイドスリットの入ったサテンのバギーパンツ、スクエアトゥのプラットフォームブーツで仕上げたルックで登場。ショーのオープニングを飾った。
「ピーター ドゥ」は、今年5月に行われたファッション展覧会のオープニングイベント「メットガラ(MET GALA)」で、NCT 127のジャニー(Johnny)にカスタムメイドのスーツを提供している。黒のシルクサテンで作られたタキシードを身に着けたジャニーの様子は大きな話題を呼び、米調査会社ネットベース・クイッド(NETBASE QUID)によれば、ソーシャルメディア上で約24万のメンションがあったという。その後、「ピーター ドゥ」はSMエンターテインメントとパートナーシップ契約を締結。このことから、今回のショーには同事務所に所属するSM ROOKIES(SM ルーキーズ)のショウヘイ(SHOHEI)とウンソク(EUNSEOK)も登場した。
デザイナーのピーター・ドゥは、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)が率いた時代の「セリーヌ(CELINE)」で培った高いテーラーリング技術を生かした、タイムレスで上質なリアルクローズを得意としている。今回のコレクションも、美しいシルエットのスーツやブレザー、ユニセックスなデザインのシャツ、タンクトップ、パンツ、スカート、トレンチコートなどで構成。スーツやコートを解体して内側の構造を見せたり、レザージャケットやフリルシャツの背中をカットアウトして肌を見せたりと、卓越したクリエイティビティーが印象的なショーとなった。