圧倒的なパフォーマンスの高さに定評のある米国発のゴルフメーカー「パーソンズ エクストリーム ゴルフ(PARSONS XTREME GOLF以下、PXG)」のパイオニア精神は、創業者ボブ・パーソンズ(Bob Parsons)の妻ルネ・パーソンズ(Renee Parsons)が2018年に立ち上げた「PXGアパレル」にも受け継がれている。ファッション性を追求したこれまでにないゴルフアパレルの開発に挑戦する傍ら、慈善活動にも情熱を注ぎエンパワーメントのメッセージを発信する。
ルネ・パーソンズPXGアパレル・プレジデント兼エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターは、「私自身ファッションが大好きで、コースの外でもスタイリッシュでいられるようなゴルフウエアが既存の市場には少ないと感じていた。私と夫のボブ・パーソンズは、『これまでにない最高のゴルフクラブを作りたい』という非常に大胆なステートメントのもと、14年に『PXG』をスタートさせたが、アパレルの分野でも誰もまだ挑戦したことのないようなファッション性とスタイルを兼ね備えた新しいウエアを、この業界に持ち込みたいと思った」と話す。
コレクションは、メンズもウィメンズも、ブラックとホワイトを基調にしたシックなイメージを大切にし、テーラリングやフィットにこだわり洗練されたデザインを再現している。デザインは、アメリカのポップカルチャーやランウエイのトレンド、ストリートスタイルなどから着想を得ているという。また、ストレッチ性や吸水速乾性、UVカットといった機能性は確実に備えながら、上質な素材を厳選してずっと着ていたくなるような着心地も妥協しない。サボテンレザーや再生ポリエステルを使用したハンドバッグコレクションもあり、環境に配慮した生産拠点や素材にこだわっている。
22-23年秋冬コレクションのテーマは「READY FOR ANYTHING」。アクティブな人のライフスタイルをサポートするコレクション。本社のあるアリゾナ州のスコッツデールの地域のアメリカーナスタイルにちなんで、ウエスタンな要素を随所に取り入れ、過去に使ったオリジナルプリントをバンダナ柄風に再解釈したものや、シェブロン柄を採用した。温かい赤が今季のカラー。機能性や使い心地、着心地を考えてボタンではなくスナップを使用している点もポイントだ。
パーソンズは、「この2年でゴルフがいろいろな人に開かれたスポーツになっていることをうれしく思う。それぞれが違った強みを持ち寄ることで、ゴルフ業界全体の活性化につながるはずで、いろいろなプレーヤーを歓迎したい。日本は世界のゴルフマーケットの中でも特に規模が大きく、私たちにとって重要な市場だ。ウェブサイトの改善なども含め日本でも顧客ファーストで対応できるようにしていく。23年には東京で出店も検討している」と話す。